はじめに
前回の要件定義に則り実際の設計を進めていく。
設備の選定は私の長年の経験と感を頼りにスペック、使用部品、などから選定を行う。
実際に試したものではないことをご了承いただきたい。
参考までに、私の本職は電気回路やアナログ信号を扱っている電気系の現役エンジニア。今は某民生品の開発をしている。過去に趣味でオーディオアンプの設計を行っていたことも有るオーディオ大好き人間である。オーディオ愛の無い人がChatGPTとかを使ってテキトーに書いた記事というわけではないのでその点はご安心いただきたい。
今回は、入手性、デリバリーの速さ、在庫流動性の高さなどから、主にAmazon取り扱い製品を中心に選定を行うこととする。
まずは価格帯別のシステムの方向性、選定のポリシーを明確にする。(早く設計しろ)
価格帯別のシステム設計要件の定義
1万円コース
予算1万円で真空管のレコード環境ということで
「真空管Phonoイコライザーアンプ」
を導入の方向でシステム設計を考える。
この価格帯だととても薄味。”軽い味付け”が限界という感覚。
この価格・規模だとどうしても出力段のバッファのみ真空管という構成になるので
薄味なのは仕方がないところ。
2万円コース
案1「格安真空管パワーアンプ+激安Phonoイコライザーアンプ」
を導入の方向でシステム設計。
この価格帯だとPhonoイコはソリッドステートになりそう。
案2「真空管Phonoイコライザーアンプ+真空管プリアンプ」
まさかのプリアンプ2階建て。
プリアンプで載せられる味は”薄味”
であれば2段重ねにしちゃえば?という話。
ただし、ノイズ的に厳しいことになるかも知れない。
聴感上気にならないレベルであればアリだと思う。要実験
4万円コース
「ちょっといい真空管パワーアンプ+真空管Phonoイコライザーアンプ」
導入の方向でシステム設計を考える。
この価格帯から、憧れの「フルチューブ」で構築できそう。中国製の高性能アンプに感謝。
MMカートリッジから得られた微弱な信号を全段(多分石も入ってるけど・・)真空管で増幅していく。なんともワクワクするシステムが構築できる。
おれの考える低価格新空間オーディオ2023.06
「ちょっといい真空管パワーアンプ+ちょっといい真空管Phonoイコライザアンプ+真空管プリアンプ」
でシステム構築。
レコードも良いが、普段使いを考えると入力ソースはやはりDACを繋ぎたくなる。
アナログソースとデジタルソースを受けられる贅沢仕様に仕上げたい。
「低価格」をうたう以上、システム全体でで10万円以内であることは必至。5万円前後で着地したいところ。
次回、1万円コースのシステム構築に取り掛かる