【下町家庭菜園】日照時間が短い住宅密集地のベランダでプランター家庭菜園は可能なのか検証を行う―2023年8月1週

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家庭菜園まとめ


このレポートの趣旨

下町の住宅密集地の住宅街。
それは窓を開けたら隣の家の壁が目の前にあるエリアのこと。
直射日光が当たるのは一日のうちで3時間程度。

このような植物にとって過酷な環境でも家庭菜園は可能なのか?
直射日光がない環境でも野菜は育つのか?おいしい野菜は作れるのか?
興味本位で検証を開始したのでリアルタイムにレポートを作成したいと思う。


栽培する苗と栽培環境について

今回選ばれた野菜苗は下記5品種

7/2下記2品種追加

栽培環境は下記の構成とした
プランター:楽々菜園深型600支柱用 フレーム付
   外出時に水やりができないので底面給水機能付きの製品を選定。
培養土:かる~い培養土 25L
   原材料がココヤシピート/バークたい肥/パーライト/菌根菌等。
   ベランダで使用することを前提に軽い配合の培養土を選定。
底石:超軽量鉢底石 5L
   徹底的な軽量化を目指して、少々値が張るが軽量底石を選定。


参考書籍


栽培の記録

2023年7月30日【43日目】キュウリ雌花1番花咲く、玄関にショウリョウバッタくる、ミニトマトアイコとナスとシシトウにミネラル水を与える、ミニトマトアイコ(赤)とシシトウの収穫

キュウリの雌花の1番花が咲きました。

キュウリ雌花1番花

玄関の戸にショウリョウバッタがとまっていました。
野菜の葉を食べにきたようです。

ショウリョウバッタ

ミニトマトアイコのプランターとナスシシトウのプランターにミネラル水を与えました。

ミニトマトアイコ(赤)の1つ目の実と、シシトウの2本目を収穫しました。


2023年7月31日【44日目】ミニトマトアイコ(赤)1つ目の実を収穫、シシトウ2つ目の実を収穫、ミニトマトアイコ(黄)の枯れた下葉からわき芽が育つ、ミニトマトアイコの下葉が枯れた原因はミネラル不足、枯れた葉を切る、キュウリ雄花1番花咲く、キュウリ生長点枯れた代わりにわき芽が成長する

ミニトマトアイコ(赤)の1つ目の実とシシトウの2つ目の実を収穫しました。
ミニトマトアイコは実がなって約1ヶ月で色づいたようです。

ミニトマトアイコ(赤)
シシトウの実
収穫できました!

7月25日頃から下葉が枯れ始めたミニトマトアイコ(黄)の様子が変わりました。
ミネラル水を継続的に与えていたところ、枯れた下葉から新しいわき芽が出て青々と生長しました。

枯れた下葉と新しいわき芽から出た青い葉

最初は根に近い下葉だけ枯れていて、そのときは老化と判断して放置してしまったのです。
しかしだんだんと上の葉まで枯れが進行し始めたのでおかしいと判断し、ミネラル不足の可能性を考えました。

最初に枯れた枝は中腹あたりまで枯れてしまい、他の枝も根に近い部分の葉が枯れました。
しかしミネラル水を5日間ほど投与し続けた結果、枯れの進行が止まり新しい葉が生えてきました。

ゆえに、ミニトマトアイコの下葉が枯れたのはミネラル不足と結論付けます。
与えていたミネラル水はHYPONeXのPLANT FOODです。
チッソ6.5-リンサン6-カリ19でカリウムが多め。
下葉が枯れた原因が特定できていなかったため、4000倍に薄めたものを与えていました。

今後も様子を見ながらミネラル水を与えていきます。

枯れた下葉は切りました。
写真のように枯れた部分は枝が細くなっているので、その部分をハサミで切り落としました。

枯れたミニトマトアイコの枝

下の写真は最初に枯れたミニトマトアイコ(黄)の枝です。
枯れた葉を切り落としたので、枝の中腹まで葉が枯れたのがよくわかります。スカスカになってしまいました。
新しい葉が生えたのは最初に枯れた下葉の部分でした。

下葉が枯れたミニトマトアイコ(黄)の枝

全部枯れる前に対応できてよかったです。
幸い生長点は元気で、毎日すくすく伸びています。
ついに背丈が支柱を超えてきました。

ミニトマトアイコの背丈が支柱を超えた

キュウリの雄花の1番花が咲きました。

キュウリの雌花(左)、雄花(右)

キュウリは雌花と雄花がそれぞれ咲くことをよく知らなかったので調べました。

キュウリの花は雌花にはめしべだけ、雄花にはおしべだけを付ける単性花です。1つの株には雄花、雌花がそれぞれ咲く植物です。通常、伸びたつるの節のところに必ず花が付きますが、この花は雄花か雌花のどちらかとなります。果実はこの雌花になります。しかもキュウリは単為結果といって、雄花の花粉がなく、交配しなくても、雌花が咲けばそこに実がなる性質を持っています。

こまめな整枝・誘引がカギになるキュウリ|特集|読みもの|サカタのタネ 家庭菜園・園芸情報サイト 園芸通信

受粉させなきゃいけないのかなと思いましたが、雄花に花粉がないので交配の必要はないらしいです。
雄花がなんのために咲くのか不思議ですね。

生長点が枯れてしまったキュウリですが、わき芽から新しい生長点が伸びてきました。
2日ほどで3節も伸びているので、明日明後日にはもとの生長点を越していくのではないでしょうか。
いよいよ2階まで届きそうです。

キュウリのわき芽から新しい生長点が伸びている(右側)

2023年8月1日【45日目】油かすを追肥、光合成細菌を与える

ミニトマトとシシトウ・ナスのプランターに油かすを追肥しました。
光合成細菌(PSB)も与えました。


2023年8月3日【47日目】ミニトマトアイコとナスとシシトウにミネラル水を与える、シシトウの収穫、キュウリの収穫、ナスの花また落ちる

ミニトマトアイコとナスとシシトウのプランターにミネラル水を与えました。

シシトウ3~5本目を収穫しました。

シシトウ

キュウリ1本目を収穫しました。
1本目は大きくなる前に採るのですが、加減がわからずちょっと成長しすぎました。

キュウリ。かわいいね。

ナスの花がまた落ちてしまいました。

落ちたナスの花

現状は他に2つほど咲いています。
雌しべはちゃんと長いので栄養不足ではなさそう。
綿棒で受粉させるようにしているのですが、うまく受粉しなかったのでしょうか?

咲いているナスの花
咲いているナスの花

他には花が咲き終わってじっとしている状態のものが3つあります。
今まではこの状態がしばらく続いたのち、すべて落ちていました。

花が咲いた後のナス
花が咲いた後のナス

今まで落ちてしまったものは、茎がだんだんと細くなって元からポロリと落ちていましたが、今回残っているものたちは太いままです。
また、頭の部分が膨らんでいるように見えます。

ナス初の実がなってくれるのではないか?!と淡い期待を抱いています。


2023年8月4日【48日目】1つ目のナスの実がなる!!

朝起きたらナスに実がついていました!!!!

ナスの実

やっとです……。これはうれしい。
このまま順調に育ってほしいです。

しかし、隣に植わっているシシトウは花を咲かせてはいますが新しく実がついていなさそう……。
同じプランターに植えた時点でまちがいだったかもしれないと悔み中です。


2023年8月5日【49日目】2つ目のナスの実がなる

ナスの2つ目の実もなっていました。

昨日出てきた1つ目の実
今日出てきた2つ目の実

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