このレポートの趣旨
下町の住宅密集地の住宅街。
それは窓を開けたら隣の家の壁が目の前にあるエリアのこと。
直射日光が当たるのは一日のうちで3時間程度。
このような植物にとって過酷な環境でも家庭菜園は可能なのか?
直射日光がない環境でも野菜は育つのか?おいしい野菜は作れるのか?
興味本位で検証を開始したのでリアルタイムにレポートを作成したいと思う。
栽培する苗と栽培環境について
今回選ばれた野菜苗は下記5品種
7/2下記2品種追加
栽培環境は下記の構成とした
プランター:楽々菜園深型600支柱用 フレーム付
外出時に水やりができないので底面給水機能付きの製品を選定。
培養土:かる~い培養土 25L
原材料がココヤシピート/バークたい肥/パーライト/菌根菌等。
ベランダで使用することを前提に軽い配合の培養土を選定。
底石:超軽量鉢底石 5L
徹底的な軽量化を目指して、少々値が張るが軽量底石を選定。
参考書籍
栽培の記録
2023年8月20日【63日目】野菜用液肥を与える
ミニトマトとシシトウ、ナスのプランターに野菜用液肥を与えました。
花が咲いても実がつかないことへの対策です。
2023年8月21日【64日目】ナス久々に花が咲く
しばらく元気もなく花が咲かない、咲いてもすぐ落ちていたナスに雌花の長い花が咲きました。
2週間前から少しずつ追肥してきた分が効いてきたのでしょうか?
また実をつけてくれるとよいのですが。
2023年8月23日【66日目】野菜用液肥を与える、ミニトマトアイコ(赤)収穫、ミニトマトの実が割れる、ナス2本目収穫、キュウリ3本目収穫
ミニトマトとシシトウ、ナスのプランターに野菜用液肥を与えました。
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ミニトマトアイコ(赤)を収穫しました。
ミニトマトは縦に割れていました。
実が割れることを裂果というそうです。
ミニトマトの裂果の原因は主に3つ。
①水の量が多い
急激な降雨や多量の水やりによって、実の内側に水分が入ってきます。しかし果実が大きくなり熟す期間に入ったトマトはそれ以上大きくなりません。よって風船を膨らませすぎたときのように、トマトの皮が裂けてしまうのです。
②強い直射日光
夏場の強い日光に長時間あたる事で、果実の皮がダメージを受けて細かい傷がきっかけとなって割れてしまいます。
③温度差
夜間の最低気温が下がり、果実の皮が硬くなり伸び縮みしにくくなります。
今回ミニトマトが割れた原因は①、水やりのし過ぎです。
栄養不足を解消するため、連日液体肥料を薄めた水をあげ続けていました。
シシトウとナスは問題ありませんが、もともと乾燥地帯の野菜であるトマトには水分量が多すぎたようです。
様子を見ながら水やりを調整していきます。
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2本目のナスを収穫しました。
このナスはプランターの手前、つまり日光が当たりにくいところに実をつけていました。
そのため特に手前側はあまり色がつきませんでした。
円形のプランターだったら回転させることができますが、長方形のプランターをベランダにみっちり敷き詰めているので動かすことができません。
1本目はよく色づいており味も濃くおいしかったので、差が出ているか気になるところです。
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3本目のキュウリを収穫しました。
玄関先に植えたキュウリはすっかり生長して2階ベランダまで届いています。
ただでさえ日照量が少ないベランダのグリーンカーテンになり始めています。
他の野菜に影響が出そう……。
下からは手が届かないのでベランダから収穫しました。
食べるのが楽しみです。
2023年8月24日【67日目】ナスの花落ちる
一昨日咲いたナスの花は落ちてしまいました。
次のつぼみの気配は今のところありません。
2023年8月26日【69日目】光合成細菌を与える
ミニトマト、シシトウとナスのプランターに光合成細菌を与えました。