【下町家庭菜園】日照時間が短い住宅密集地のベランダでプランター家庭菜園は可能なのか検証を行う―2023年10月2週

このレポートの趣旨

下町の住宅密集地の住宅街。
それは窓を開けたら隣の家の壁が目の前にあるエリアのこと。
直射日光が当たるのは一日のうちで3時間程度。

このような植物にとって過酷な環境でも家庭菜園は可能なのか?
直射日光がない環境でも野菜は育つのか?おいしい野菜は作れるのか?
興味本位で検証を開始したのでリアルタイムにレポートを作成したいと思う。


栽培する苗と栽培環境について

2023年秋冬のプランター菜園で選んだ野菜は下記4品種。

栽培環境は、2023年夏季のものを土台に土壌改善を加えた。
2023年夏季の栽培環境は下記の構成としていた。
プランター:楽々菜園深型600支柱用 フレーム付
   外出時に水やりができないので底面給水機能付きの製品を選定。
培養土:かる~い培養土 25L
   原材料がココヤシピート/バークたい肥/パーライト/菌根菌等。
   ベランダで使用することを前提に軽い配合の培養土を選定。
底石:超軽量鉢底石 5L
   徹底的な軽量化を目指して、少々値が張るが軽量底石を選定。

追肥:油かす魚粉

夏季はかる~い培養土だけでは養分が足りず、追肥をするまで十分な生長がされなかった。
追肥を幾度も重ねた末、9月に入ってから野菜が元気になり収穫量が増えた。

秋冬期はさらに土づくりに下記を追加。
下部:腐葉土油かす
全体:ケイ酸塩白土まくだけで甦る土のリサイクル材もみ殻燻炭米ぬか


参考書籍


栽培の記録

2023年10月8日 キュウリとシシトウの収穫、ニラは花が咲いて種ができた、夏季のミニトマトの処理、秋冬期に向けて土づくり

シシトウは8月にほとんど実をつけなくなった期間がありました。
茂りすぎていたのでその間に枝を半分の量くらいまで選定しました。
その結果、夏に油かすと魚粉を追肥した甲斐もあってか、9月に入ってから突然たくさん実をつけるようになりました。

シシトウの収穫

キュウリは夏からコンスタントに収穫できていました。
左のような実を10本弱収穫しました。
右のキュウリがいちばん新しい実です。生長が弱まってますね。そろそろおわりになってきたのを感じます。

キュウリの収穫

ニラは今年は刈り取りませんでした。
花が咲いて種がこぼれています。

ニラの花、種

ミニトマトは追肥が効いてくる前に枯れてしまいました。
黄色の個体は1つも結実しませんでした。残念な結果です。
次からは土壌をしっかり作ってから植え付けをしようと思います。

枯れたミニトマト

ミニトマトは処理して、秋冬期に向けて土壌改善をしました。

下部には腐葉土油かすを混ぜ、全体にはケイ酸塩白土まくだけで甦る土のリサイクル材もみ殻燻炭米ぬかを混ぜました。

土壌改善

2023年10月9日カブ、ニンジン、ハクサイの種をまく

秋冬期のラインナップはカブ、ニンジン、ハクサイとチンゲンサイです。
ミニトマトのプランターにカブとニンジン、玄関先に余っている鉢でハクサイを育ててみます。

今回はカブ、ニンジン、ハクサイの種をまきます。

カブ、ニンジン、ハクサイの種

お茶パックにバーミキュライトをつめてまきました。

種まき

2023年10月12日 キュウリに害虫ウリキンウワバが発生、ナスが夏ぶりに結実、カブとハクサイが発芽

キュウリの葉にウリキンウワバの幼虫が発生しました。
葉や実を食べるそうです。

ウリキンウワバの幼虫
ウリキンウワバの幼虫

白いふわふわのまゆを作っていた個体もいました。

ウリキンウワバの繭

見つけたものはすべて処分しました。

ナスが夏ぶりに結実していそうです。
小さい花はずっとつけていましたが、咲いても落ちてしまう状況が続いていました。
シシトウと同じく9月に入ってから枝がよく伸びて太くなってきました。追肥の効果ですね。

結実し始めたナス1
結実し始めたナス2

カブとハクサイが発芽しました。
左がカブで右がハクサイです。


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