このレポートの趣旨
下町の住宅密集地の住宅街。
それは窓を開けたら隣の家の壁が目の前にあるエリアのこと。
直射日光が当たるのは一日のうちで3時間程度。
このような植物にとって過酷な環境でも家庭菜園は可能なのか?
直射日光がない環境でも野菜は育つのか?おいしい野菜は作れるのか?
興味本位で検証を開始したのでリアルタイムにレポートを作成したいと思う。
栽培する苗と栽培環境について
今回選ばれた野菜苗は下記5品種
7/2下記2品種追加
栽培環境は下記の構成とした
プランター:楽々菜園深型600支柱用 フレーム付
外出時に水やりができないので底面給水機能付きの製品を選定。
培養土:かる~い培養土 25L
原材料がココヤシピート/バークたい肥/パーライト/菌根菌等。
ベランダで使用することを前提に軽い配合の培養土を選定。
底石:超軽量鉢底石 5L
徹底的な軽量化を目指して、少々値が張るが軽量底石を選定。
参考書籍
栽培の記録
2023年7月9日【23日目】ナスが花を落とす、油かすとビタミンを追肥、トマトアイコの実が増える、害虫
朝の水あげのタイミングでアルギンゴールドを溶かした水を散布しました。
ミネラル不足と炭水化物不足解消を狙います。
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2日前に咲いたナスの2番花が落ちてしまいました。

ナスの育て方.comさんの記事を確認したところ、原因は多々ありますが今回は肥料不足とみてよさそうです。
下の写真のように、落ちた花は雌しべが短く雄しべに隠れてしまっています。
この状態は肥料不足のサインとのこと。

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追肥をしました。

元肥用に買ってあった小粒油かすを使ったのですが、とても手間です。
追肥には大粒が良いですね。
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トマトアイコ(赤)の実が増えてきました。


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葉に虫がついていました。
クロウリハムシというウリ科の葉っぱを食べる害虫です。
ベランダにはウリ科の野菜はないですが、玄関にキュウリを植えたのでやってきたのでしょうか?


2023年7月10日【24日目】ナスの3番花咲く
ナスの3番花が咲きました。
しかしこれも2番花と同じで雌しべが短いです。
前日の追肥がきいてくれるとよいのですが。

2023年7月11日【25日目】ニジュウヤホシテントウ、トマトの生長点付近の葉がくるくるするのは肥料過多
ナスの葉にテントウ虫がついていました。
ついにアブラムシを食べてくれる益虫がきた!と思って調べたのですが、この種類はナスやトマトの葉を食べる害虫でした……。

ニジュウヤホシテントウは“テントウムシダマシ”とも呼ばれ、ナス科のナス・トマト・ジャガイモなどの葉を削り取ったように食べ、家庭菜園で困る害虫です。
テントウムシは害虫? それとも益虫? – ウェザーニュース
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トマトの葉がくるくるしています。

写真のように、株全体ではなく生長点付近の葉がくるくる巻いてしまうのは、肥料過多、特に窒素過多が原因のようです。(参考:トマトの育て方.com)
2日前の追肥の影響でしょうか。
同様の環境を用意しても、ナスは肥料不足、トマトは肥料過多。
それぞれ野菜の特性を理解して上手に育てるのは難しいですね。
2023年7月13日【27日目】ナスの3番花(短花柱花)落ちる、ナスの4番花咲く(雌しべが長い)、シシトウの実が成長、土のpH計測
残念ながらナスの3番花が落ちてしまいました。
雌しべが短い状態だったので、やはり肥料不足だったのでしょう。
この雌しべが短い状態を、「短花柱花(たんかちゅうか)」というそうです。
短花柱花の花は受粉がしにくいため落ちてしまうそうです。

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朗報もあります。4番花が咲きました。
こちらは写真の通り、雌しべが雄しべの間からひょっこり顔を出しています。

追肥がきいたようです。
実になってくれることを期待しましょう。
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シシトウは花がたくさん咲いているのでもう数えていませんが、
実になり始めているものもいくつか。
ちょっとずつ成長しているようです。

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そういえば、ニジュウヤホシテントウは今日も来訪していました。
葉っぱを食べるのやめてほしいです。
ナナホシテントウさんはおらんのか~。
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ニラの育ちが悪いので、原因を探るべく土壌酸度計で土のpHを計測しました。
結果、どのプランターもpH7.2程度でややアルカリ性に傾いていることがわかりました。
弱酸性(pH6.0~6.5)程度が野菜が成長しやすい土壌。
野菜を育てているうちにアルカリ性に傾いていくものなので、このままでよいのか、現段階で弱酸性に寄せた方がいいのか悩むところです。



2023年7月14日【28日目】ミニトマトアイコ(黄)の1番花咲く
ミニトマトアイコ(黄)の花がやっと咲き始めました。
草丈はよく伸びていて、つぼみも多くついているのでこれからに期待です。
