【下町家庭菜園】日照時間が短い住宅密集地のベランダでプランター家庭菜園は可能なのか検証を行う―2023年11月1週

このレポートの趣旨

下町の住宅密集地の住宅街。
それは窓を開けたら隣の家の壁が目の前にあるエリアのこと。
直射日光が当たるのは一日のうちで3時間程度。

このような植物にとって過酷な環境でも家庭菜園は可能なのか?
直射日光がない環境でも野菜は育つのか?おいしい野菜は作れるのか?
興味本位で検証を開始したのでリアルタイムにレポートを作成したいと思う。


栽培する苗と栽培環境について

2023年秋冬のプランター菜園で選んだ野菜は下記4品種。

栽培環境は、2023年夏季のものを土台に土壌改善を加えた。
2023年夏季の栽培環境は下記の構成としていた。
プランター:楽々菜園深型600支柱用 フレーム付
   外出時に水やりができないので底面給水機能付きの製品を選定。
培養土:かる~い培養土 25L
   原材料がココヤシピート/バークたい肥/パーライト/菌根菌等。
   ベランダで使用することを前提に軽い配合の培養土を選定。
底石:超軽量鉢底石 5L
   徹底的な軽量化を目指して、少々値が張るが軽量底石を選定。

追肥:油かす魚粉

夏季はかる~い培養土だけでは養分が足りず、追肥をするまで十分な生長がされなかった。
追肥を幾度も重ねた末、9月に入ってから野菜が元気になり収穫量が増えた。

秋冬期はさらに土づくりに下記を追加。
下部:腐葉土油かす
全体:ケイ酸塩白土まくだけで甦る土のリサイクル材もみ殻燻炭米ぬか


参考書籍


栽培の記録

2023年10月31日 プランターに直まきしたニンジンが発芽する、キュウリはそろそろ終わり、ナスの実が濃い紫になる

プランターに直まきしたニンジンが発芽しました。
10月22日にまいたので9日目で発芽です。

画像左の列がニンジン

ポットから植え替えたニンジンはいくつかしぼんでしまったので、この中から生長のいいものを残していこうと思います。

現在キュウリは3本なっています。
しかし明らかに今までより生長速度がおそく、形状がいびつです。
これ以上膨らむことはなさそうなのでそろそろ収穫ですね。

ナスは順調に大きくなっています。


2023年11月4日 ナスとシシトウ最後の収穫、プランターの解体、コナジラミ、コガネムシの幼虫

ナスとシシトウの最後の収穫をしました。
秋口になってやっと本領発揮してくれ、そこそこの数が採れました。
はじめから土づくりをしっかりしていれば夏のうちから豊作だったのでしょう。
来年はちゃんと準備したいです。

豊作

収穫したのでナスとシシトウのプランターは解体します。

広角で撮ったのでプランターの縮尺がおかしくなってますが、ナスとシシトウはこんな感じで茂っています。
シシトウは枝を半分くらいまで減らしたのですがそれでもこのボリュームです。

左がシシトウ、右がナス

ナスの葉っぱの裏には白い虫がたくさんついていました。
コナジラミでしょうか。

葉の裏にコナジラミ

解体しているとナスもシシトウも葉がベタベタしていることに気づきました。

ナスの葉、テカテカベトベト
シシトウの葉、テカテカベトベト

考え得る原因は3つ。

  • アブラムシの排泄物である甘露
  • カビ(糸状菌)が原因のべと病
  • 寒さから身を守るため葉が糖質を分泌?

ベランダの柵を超えた日当たりのいい枝葉はさらさらのいい状態のままだった一方、日当たりの悪い手前側の葉だけがベタベタになっていました。

枝葉を解体し土を掘り返していたら、コガネムシ系の幼虫が出てきました。

幼虫

22Lのプランターに合計5匹。
かなりの大きさです。
3~4cmくらいありました。


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